お役立ちコラム
IoTセンサーを活用した温度管理とは?
2023.10.26

IoTセンサーを活用することで、様々な「管理」が実現可能です。
例えば、冠水センサーを使用した道路の冠水・浸水管理、GPSセンサーを活用した位置情報管理など、様々な状態、状況を管理することができます。
その中でも、IoTセンサーを活用した「温度管理」が、IoTでよく見る管理サービスになっています。
今回は、IoTセンサーを活用した「温度管理」の活用事例について紹介します。
【 目次 】
温度管理の具体例
一口に「温度管理」といっても、管理対象は様々です。例として、以下のような温度管理があります。
![[1] エアコンの空調管理](/wp-content/uploads/contents/20231023_01.png)
[1] エアコンの空調管理
エアコンのIoT化が進み、空調温度管理ができるものが出てきています。例えば、エアコンに人感センサーが搭載しているものであれば、室内のどこに人がいるのかを検知し、対象者を中心に最適温度にするなど、自動調整が可能です。結果として、適切な室温調整が行うことができるため、空調代の節約にも繋がります。
![[2] 食品配送車の温度管理](/wp-content/uploads/contents/20231023_02.png)
[2] 食品配送車の温度管理
食品の衛生管理のために、HACCO対応が求められています。食品配送車に温度センサーを設置することで、自動で適正温度を設定することが出来ます。これまで目視で行ってきた温度管理が自動化できるため、省人化にも繋がります。
![[3] クリーンルームの温度管理](/wp-content/uploads/contents/20231023_03.png)
[3] クリーンルームの温度管理
工場現場に「クリーンルーム」という設備を設けている所があります。クリーンルームは、空気中のゴミ、細菌の数、温度、湿度などが管理された部屋のことです。クリーンルームにIoTセンサーを設置することで、最適温度はもちろんのこと、最適湿度、気圧になるような自動調整が可能です。
温度管理システムの導入
IoTセンサーを活用した温度管理は、温度管理システムの使用がおすすめです。
温度管理システムに必要な要素を紹介します。
①IoTセンサー(デバイス)
まずはIoTセンサーです。モノの状態や周辺環境をIoTセンサーが検知して、温度、位置情報、音、振動、時刻などのあらゆる情報を取得します。
②ゲートウェイ
読み込んだデータはネット回線を通じてクラウド上へ蓄積します。その際に、異なるネットワーク同士の通信を可能にするためには、ゲートウェイを介する必要があります。
③通信規格
Sigfoxや5Gなど様々な通信規格があり、センサーや用途によって異なります。
④クラウド
センサーから収集したデータを、通信規格を通じてクラウドに送ります。クラウドに送ることで、膨大なデータを蓄積することが可能となります。
⑤アプリケーション
パソコンやスマートフォンなど様々な端末で、IoTセンサーから収集したデータを可視化します。データをリアルタイムで確認する機能を有したものもあります。
IoT Stationで温度管理
あらゆるIoTセンサー・デバイスから取得した温度データであっても、IoT Stationであれば一元管理が可能です!もちろん、温度管理のみならず、様々な情報を管理することができますので、お困りの際はお気軽にIoT Stationにご相談ください。

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