お役立ちコラム
スマートシティとは?~IoTを活用した実現イメージについても説明~
2023.12.19
携帯電話の「スマートフォン」や、健康管理が可能な「スマートウォッチ」、快適な毎日を過ごせる「スマートホーム」、何かと「スマート」という言葉を良く見聞きするようになりました。その中で、IoTに関するものとして「スマートシティ」という言葉があります。
スマートシティとは?
スマートシティとは、IoTやIT、ICT、AIといった最先端技術を取り入れることで、サービスの高度化を目指し、持続可能なまちづくりを目指すことです。
国土交通省都市局では、スマートシティを以下のように定義しています。
「『都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区』を『スマートシティ』と定義」
※出典:国土交通省
また、内閣府では、以下のように定義されています。
「スマートシティは、ICT 等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける、持続可能な都市や地域であり、Society 5.0の先行的な実現の場と定義されています。」
※出典:内閣府
IoTとは?
スマートシティに欠かせないキーワードとして、「IoT」があります。
「IoT(Internet of Things)」は「モノのインターネット」と訳されています。一言で説明すると、モノにセンサーをつけて、インターネットに接続することで、遠隔操作等ができるようになることです。
※IoTについて、詳しくはこちらのコラムをご覧ください
IoTを活用したスマートシティ実現イメージ
ここからは、IoTを活用したスマートシティ実現イメージをご紹介します。
防災・減災対策
IoTを活用することで、まちの防災・減災対策が可能です。
例えば、冠水センサーなどのIoTセンサーを街路灯やカーブミラーなどの支柱に取り付ければ、道路の冠水・浸水などのリアルタイムの状況を監視することができ、災害発生時に迅速に道路状況を把握することが可能です。
その他にも、巡回作業の効率化、迅速な避難勧告など、IoTの活用により様々な課題が解決できます。
獣害対策
IoTを活用したスマートな鳥獣被害対策が注目を集めています。
例えば、IoTセンサーを罠に設置することで、罠の状況をリアルタイムに遠隔監視することができ、毎日の罠の見回りや点検作業の負担を大幅に削減することができます。また、罠が害獣を捕獲した際にメールで通知が届くように設定すれば、害獣を逃がすことなく効率的に捕獲でき、捕獲作業の業務効率改善につながります。
子供の見守り
子供にビーコンを持たせることで、リアルタイムの位置情報を把握することが出来ます。
学校から帰ってくるのが遅い、遊びに出掛けてから連絡がないといった状況に対して、位置情報を可視化することで、子供の無事を確認することができます。
また、このような異常発生時に通知機能を活用することで、小学校や警察にすぐに通報でき、迅速な対応が可能です。
物流の効率化
近年、急速なEC市場やフリマアプリの拡大に伴い、物流需要が増大しています。
例えば、AIを活用して需要予測や交通事情の予測、輸送ルートの最適化などを行うことで、効率的かつ最適な物流プロセスを構築できます。渋滞に巻き込まれることなく、スムーズに荷物を届けることが出来ます。
スマートシティ実現に向けて
スマートシティの実現には、IoTやICT、AIといった最先端技術の活用が欠かせません。IoT Stationはスマートシティの実現はもちろん、お客様のご要望・課題から最適なIoTの活用方法をご提案致します。データの可視化方法、運用方法まで、共創するパートナーとして共にDX化を推進致します。
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