お役立ちコラム
IoTを活用した、鳥獣被害と対策の見える化
2023.01.10
【 目次 】
深刻な農作物の鳥獣被害
全国の野生鳥獣による農作物被害は深刻で、農林水産省の「鳥獣被害の現状と対策」によると、野生鳥獣による全国の農作物被害は約155億円(令和3年度)にものぼります。また、営農意欲の減退や耕作放棄・離農の増加など、被害額として数字に表れる以外にも、鳥獣被害は様々な深刻な影響を及ぼしています。
のしかかる鳥獣被害対策の負担
鳥獣被害対策のひとつとして、害獣の罠による捕獲があります。しかし、この作業には罠の設置からエサやり、見回りに捕獲など、大変大きな肉体的・精神的負担が伴います。また、近年の高齢化により、捕獲人材の不足も懸念されており、山間部における鳥獣被害対策の大きな課題となっています。
IoTを活用したスマートな鳥獣被害対策
こうした課題を受け、IoTを活用したスマートな鳥獣被害対策が注目を集めています。例えば、IoTセンサーを罠に設置することで、罠の状況をリアルタイムに遠隔監視することができ、毎日の罠の見回りや点検作業の負担を大幅に削減することができます。また、罠が害獣を捕獲した際にメールで通知が届くように設定すれば、害獣を逃がすことなく効率的に捕獲でき、捕獲作業の業務効率改善につながります。
地域連携がキーポイント
鳥獣被害対策を行う上で、地域連携がとても大切なポイントになってきます。県や市町村をまたいで移動する野生鳥獣に対し、複数市町村が連携し、広域的に鳥獣被害対策に取り組むことで、はじめて効果を出すことができるからです。IoTを活用することで、IoTセンサーで取得した情報を地域住民皆で共有し、連携して鳥獣被害対策を行うことができます。
データ活用でさらにスマートな鳥獣被害対策
IoTを活用することで、罠の遠隔監視やメールでのアラート通知だけでなく、取得したデータを活用することが可能になります。IoTセンサーで取得した害獣を捕獲した場所や時間などの情報をクラウド上にアップロードし、そのクラウドデータを分析することで、害獣が捕獲されやすい時間や場所など、今後の鳥獣被害対策をより効率的でスマートにすることができます。
期待されるIoTの活用拡大
地域が抱える問題は、農作物への鳥獣被害だけではありません。森林被害や水産被害など、野生鳥獣による農林水産被害は多岐に亘ります。また、同時に高齢化が進んでいることもあり、農業だけでなく林業や漁業など、IoT技術を活用したスマート化促進が大きく期待されています。
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IoT Station獣害対策ソリューションでは、IoTセンサーと連携することで、山間部に仕掛けた罠の状態を遠隔監視し、毎日の罠の見回りや点検作業の負担を大幅に削減します。罠が鳥獣を捕獲したときには、お手持ちのスマートフォンにメールで通知が届き、鳥獣を逃がすことなく効率的に捕獲できます。また、IoTセンサーで取得した情報は地域住民の皆さんで共有でき、効果的な獣害対策を行えます。お客様のご要望やお悩みに沿って、最適なソリューションをご提案させていただきます。課題解決のヒントがきっと見つかるはずです。
IoT Station獣害対策ソリューション
罠の遠隔監視や害獣捕獲時のアラート通知など、IoT Stationであれば獣害対策の負担を大幅に削減ができます。
またリアルタイムで罠の状態を遠隔監視できるから、毎日の見回りや点検作業はもう必要ありません!