お役立ちコラム
IoTとは?メリットや仕組みをご紹介!
2024.01.30
私たちの生活やビジネスは、インターネットの発展とデジタル技術の急速な進歩によって大きく変化しました。その中で、注目されるようになったのがIoTです。今回は、「IoT」の言葉は聞いたことはあるけど、「実際にどういうものなのか」「どういう仕組みになっているのかよく分からない」という方に必読の「IoT」の説明をいたします。
【 目次 】
IoTとは?
「IoT(アイ・オー・ティー)」とは「Internet of Things」の略称であり、日本語ではモノのインターネットと訳されています。IoTとは様々な物理的なオブジェクトやデバイスをインターネットに接続することで、リアルタイムのデータ収集や制御を可能にする技術のことです。
IoTで実現できること
「IoT」を簡単に説明すると、モノにセンサーをつけて、インターネットに接続することで、遠隔操作ができるようになることです。実をいうと、私たちは知らず知らずのうちにIoTを生活の中で活用しているのです。では、実際にどのようなことが出来るのかを説明していきましょう。
1
モノの遠隔操作
モノにセンサーを取りつけ、ネット回線に接続することで、遠く離れたところでも可視化された情報の確認や遠隔操作が可能となります。
この代表例が、外出先からエアコンや炊飯器などのスイッチを入れることです。最近では当たり前となりましたよね。これもIoTの仕組みを活用しています。
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モノの監視
センサーには様々な種類があり、収集できるデータも多種多様です。例えば、気温・湿度・傾斜・電気消費量・騒音など、企業の課題や目的によって、とりつけるセンサーを選ぶ必要があります。これらセンサーをとりつけることで屋内外を問わずモニタリングが可能となります。
例えば、商業施設では屋内外にセンサーを取りつけることで、快適な空調管理を実現することが可能です。また、冷蔵・冷凍物流では温度センサーを取りつけることで食材の品質が保たれ、私たちの食卓に安心・新鮮な食材を届けることが可能となります。IoTは特殊な場面で活用されるものではありません。あらゆる場面で活用されており、私たちの身近で活躍しているのです。
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モノの検知
センサーによって、遠くのものの動きを検知し、把握することが可能です。
例えば、施設内にセンサーを設置し、人にビーコンなどのデバイスを持たせることで従業員の入退室を把握することが可能です。それだけでなく、リアルタイムで把握することができるため、従業員の安全管理にも役立てることが可能です。
IoTの普及
従来ではインターネットに接続されるモノとはパソコンやスマートフォンが代表的でしたが、現在は様々なモノにIoTが活用され、様々なモノがインターネットに接続されています。
IoTの普及には、IoTにとってはなくてはならないIoTデバイスの普及が要因の一つと考えられます。IoTデバイスは電子機器の総称を指すため、「IoTデバイスの需要」=「IoTセンサーの需要」と言えるでしょう。
”令和4年版情報通信白書”において、IoTデバイスの需要は年々増していると記載されています。その中でも、「産業用途」では約123億台、「コンシューマ」は2024年で約122億台と特に期待値が大きく、個人、企業問わずの需要の高さを読み取ることができます。
※IoTデバイスについての詳しい説明は、こちらのコラムをご覧ください
※出典:令和4年版情報通信白書
IoTのメリット
IoTデバイスが普及したことにより、IoTの活躍の場が一気に広がりました。しかし、IoTが注目を集めている理由はそれだけではありません。導入により得られるメリットも、普及が進む要因の一つと言えます。
生産性の向上
近年では労働力人口の減少により、従業員のコストパフォーマンスの向上が企業の課題となっています。IoTを導入することで、例えば、単純作業は自動化することができます。従業員はより高度な作業に集中できるようになり、スキルアップと共に、生産性の向上に繋げることができます。
新しいサービス・ビジネスの創造
IoTによって、様々なデータを取得・蓄積することができます。蓄積した膨大なデータを分析することで、既存サービスの質を向上させることが可能です。また、今まで見えなかった新たな発見があれば、そこから新たなサービスやビジネスを始めることもできるでしょう。
実際にIoTを導入する企業の約50%が「生産性の向上」を、約34%が「新しい製品・サービスの開発」を目的としています。その他にも様々な目的でIoTが導入されており、活用方法によって、IoTにはあらゆる可能性があることをうかがい知ることができます。
IoTの仕組み
そもそもIoTとはどのような仕組みなのでしょうか。IoTを構成する要素は、「IoTセンサー(デバイス)」「ゲートウェイ」「通信規格」「クラウド」「アプリケーション」の5つがあります。順を追って、説明していきましょう。
①IoTセンサー(デバイス)
モノの状態や周辺環境をIoTセンサーが検知して、位置情報、音、振動、温湿度、時刻などのあらゆる情報を取得します。
②ゲートウェイ
読み込んだデータはネット回線を通じてクラウド上へ蓄積します。その際に、異なるネットワーク同士の通信を可能にするためには、ゲートウェイを介する必要があります。
③通信規格
Sigfoxや5Gなど様々な通信規格があり、センサーや用途によって異なります。
④クラウド
センサーから収集したデータを、通信規格を通じてクラウドに送ります。クラウドに送ることで、膨大なデータを蓄積することが可能となります。
⑤アプリケーション
パソコンやスマートフォンなど様々な端末で、IoTセンサーから収集したデータを可視化をします。データをリアルタイムで確認する機能を有したものもあります。
IoTの始め方
期待と注目を集めるIoTではありますが、導入している企業は僅か約14%にとどまっています。導入の進まない最も多かった理由は46%の過半数に迫る勢いで「導入すべきシステムやサービスが分からないから」でした。次いで、「使いこなす人材がいないから」(43.7%)となっています。
※出典:令和2年情報通信白書
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