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データ可視化の効果とは?

2024.06.01

データ可視化の効果とは?

IoTセンサーを活用することで、温湿度、CO2、圧力といった様々なデータを収集することが出来ます。しかし、自社ビジネスのIoT化、ICT化を進めるためには、データの収集だけでは意味がありません。収集したデータを可視化することで、IoT化を行うことができ、DX化にも繋がります。では、実際にデータの可視化をすることで、ビジネスにどのような影響を与えるのでしょうか?
今回は、データの可視化で得ることができる効果を中心に、説明します。

データの可視化とは?

そもそも、データの可視化とはどのようなものなのでしょうか。
データの可視化とは、単に数字や情報をグラフやチャートに表現するだけではなく、グラフ、チャート、地図、または他のビジュアル形式を活用することで、データを理解しやすくするプロセスです。データの可視化により、膨大な情報を一目で把握することができるため、データのパターンや傾向を直感的に理解しやすくなります。

データ可視化のメリット

では、データの可視化を行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、データ可視化のメリットについて、4つ紹介します。

複雑なデータの簡素化

データの可視化により、複雑なデータを簡単に表現することが可能になります。膨大な数値や情報をグラフやチャートなどの視覚的な形に変換することで、一目で理解しやすくなります。これにより、データの複雑さや膨大さに頭を悩ませることなく、重要な情報や傾向を素早く把握することができます。

傾向・パターンの発見

2つ目に、膨大なデータの中から傾向やパターンを発見することが可能になります。例えば、売上データや生産データを可視化することで、特定の期間や地域における売上の変動や、生産性の向上のための要因を見つけることができます。さらに、これらの傾向やパターンを把握することで、将来の予測や戦略立案に活かすことができます。

簡単なデータ共有

3つ目に、データを簡単に共有することが可能になります。複数の部署やチーム間でデータを共有する際、数字や情報だけではなく、視覚的な形で表現されたデータの方が理解しやすいでしょう。さらに、理解がしやすいことにより、意見を出し合うことも容易になり、コミュニケーションの円滑化にも貢献します。

属人化の解消

最後に、組織としての「属人化」の解消も可能になります。これまでのデータ運用では、IT部門やデータサイエンティストといった専門的な知識を持った人材しか行うことが出来ませんでした。しかし、データがグラフや図といった分かりやすい形で表現されることで、簡単に情報を共有、理解することができます。そうすることで、特定の人に頼ることなく、個人の主観や組織内の情報の隔たりが少なくなり、より効率的で効果的な業務運営が実現されます。

データ可視化の種類

データ可視化には様々な種類があり、代表的なデータ可視化の種類には、グラフ・チャート、マップ、ダッシュボードがあります。1つずつ見ていきましょう。

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グラフ・チャート

まず1つ目が、グラフ・チャートです。これらはデータ可視化において1番一般的な種類です。例えば、折れ線グラフや棒グラフを使用することで、時間の経過に伴うデータの変化や比較が容易に理解できます。さらに、円グラフを活用することで、データの割合や比率を視覚的に表現することができます。グラフ・チャートは、データのパターンや関係性を素早く把握するための重要なツールとなります。

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マップ

マップを使用することで、地理的なデータや位置情報を視覚的に表現することができます。特定の地域や場所におけるデータの分布や傾向を地図上に表示することで、より直感的に理解することが可能となります。さらに、地域間の比較や地域ごとの特徴を把握しやすくなり、データの可視化により新たな洞察を得ることができます。

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3

ダッシュボード

最後に、ダッシュボードです。ダッシュボードは、先ほど挙げたようなグラフやチャート、マップといったデータを一つの画面に集約し、簡潔に表示することができるツールです。複数の情報データを統合して表示することで、リアルタイムでの状況やデータの動向を把握しやすくなります。複数のデータを一元管理することができるため、管理のしやすさも抜群です。ビジネスの効率化や成果の最大化に貢献するダッシュボードは、データ可視化の中でも特に重要なツールと言えるでしょう。

データ可視化の成功事例

最後に、データ可視化の成功事例を見ていきましょう。

営業戦略の改善

男女比率や年齢層ごとの売上データを視覚的に表現することで、特定の商品やサービスがどの層に人気があるのかが一目で分かるようになりました。さらに、地域ごとの売上比率をグラフやチャートにして可視化することで、各地域での需要の違いや商品の売れ筋を把握し、効果的な在庫管理や販売戦略を展開することができました。データの可視化を通じて、顧客ニーズに合わせた戦略の立案やビジネスの最適化に繋げることができたのです。

顧客サービスの向上

顧客の行動やフィードバックを可視化することで、企業は顧客のニーズや要求に応えるための改善点を見つけることができます。たとえば、顧客がウェブサイト上でどのようなコンテンツを閲覧し、どのようなアクションを起こしているかを可視化することで、その顧客の興味関心やニーズを把握しやすくなります。さらに、顧客からのフィードバックやクレームをデータ化し、可視化することで、サービスや製品の改善点を素早く見つけることができます。

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