お役立ちコラム

IoTデバイス~概要と注目される理由~

2023.11.02

IoTデバイス~概要と注目される理由~

現代のテクノロジーの進歩に伴い、IoT(Internet of Things)はますます私たちの生活に浸透しています。IoTとは、様々なモノをインターネットに接続し、データの収集、通信、制御を可能にする技術です。IoTデバイスはこのテクノロジーに必要不可欠です。
今回は、IoTデバイスの需要の高まる理由とIoT、IoTデバイスを活用するためにおすすめしたいIoTシステムのIoT Stationについてご説明します!

IoTデバイスとは?

IoTとは「モノ」にセンサーを取り付けてインターネットに接続することで、遠隔操作、遠隔監視ができるようになることです。IoTデバイスとは、IoT(Internet of Things)における「モノ」にあたります。
※IoTについて、詳しくはこちらをご覧ください

IoTデバイスの急速な普及

IoTデバイスの急速な普及

IoTデバイスの特徴は機器がインターネットに繋がることで、活用方法によってあらゆることが可能になることです。例えば、取得したデータを分析することで業務の効率化を図ることや新たなビジネスを始めることが可能です。
様々なことに応用が可能なIoTデバイスは、”令和4年版情報通信白書”において、重要は高まり続けると予測されています。とくに「産業用途」「コンシューマー」「通信」では高成長が予想されており、様々な業界にとってIoTデバイスが必要不可欠であることがわかります。その中でも、「産業用途」では約123億台、「コンシューマ」は2024年で約122億台と特に期待値が大きく、個人、企業問わずの需要の高さを読み取ることができます。
※出典:令和4年版情報通信白書

IoTデバイスの機能

IoTデバイスについての理解を深めることで、需要が高まり続ける理由を理解することができます。
主な機能は3つです。この3つの機能を応用することで、各企業の抱える課題を克服することができます。では、実際にどのような機能があり、どのようなことが可能なのかをご説明します。

(1)情報の検知機能

環境や物理的な情報を検知する機能です。IoTデバイスはIoTセンサーの技術の進歩に支えられており、様々な情報を検知することができます。例えば、温度、湿度、気圧、光、音、振動、位置情報(GPS)です。IoTであれば24時間の検知が可能なため、例えば人のいない夜間のビニールハウスなど、人員の割けない現場の管理に活用できます。
※IoTデバイスに使用されるIoTセンサーの種類については、こちらをご覧ください

(2)データの分析機能

データを送信する機能を備えており、取得したデータを送信する際は、送信したデータをインターネットを介してクラウドに蓄積します。IoTデバイスによっては蓄積したデータをAIで分析することも可能です。膨大なデータを自動で処理するだけでなく、今後の予測を立てることもできるため、業務効率化が見込めます。

(3)自動化と制御機能

送受信機能を有したIoTデバイス同士であれば、双方向通信が可能です。取得したデータを元に予めアクションを決めておくことで、人を介さずにIoTデバイス同士での制御ができるようになります。指標を元に的確な指示を行えるため、省人化へと貢献します。
5Gなどのように次々と登場する新たなネットワークは、高速かつ安定した通信がIoTデバイスの性能向上に貢献しています。これにより、安定したリアルタイムデータの送受信が可能となりました。

IoTデバイスの導入目的

IoTデバイスの導入目的

IoTデバイスを導入する企業の大半は、既存業務の効率化・業務改善を目的としており、導入企業の約80%がある程度の効果を実感しています。
IoTデバイスによって、自動で情報を取得するだけでも業務は効率化されますが、収集した膨大な膨大なデータをAIで分析することでさらに業務改革を行うことができます。IoTを活用するからこそマンパワーに頼っていた多くの事を効率化することができ、AIだからこそマンパワーでは気づかない些細な変化にも気づくことができます。
※出典:令和3年版情報通信白書

IoTデバイスの活用例


IoTデバイスには様々な種類があります。例えば、温度、湿度、照度のように専用のデータを取得するIoTデバイスもあれば、スマートフォンやタブレット端末のようにデータの取得だけでなく、可視化や指示などの操作が可能なIoTデバイスもあります。
様々なIoTデバイスはシーンによっては、同時に活用することがあるでしょう。特に、企業においてはどこにいても簡単にデータの確認ができるタブレット端末の導入を同時に検討されることは多いように思えます。大画面やキーボードなどの周辺機器が必要でない限りは、今後はパソコンに代わり、現場でのタブレット端末の導入が伸びることが予測できます。
ご紹介した、様々なIoTデバイスは業界によって使用用途は多種多様です。実際にどのような活用をされているのでしょうか。一部をご紹介します。

[1] スマート農業

[1] スマート農業

農場での土壌の状態、気象、水の使用量などをモニタリングし、効率的な栽培をサポートします。また、栽培記録をデータ管理することで、スムーズなノウハウの伝承が可能となるため、初心者でもすぐに主体的に作業に取り組むことができます。人手不足問題の解決へと貢献します。

[2] 物流と供給チェーン

[2] 物流と供給チェーン

物流業界では、貨物のトラッキング、在庫管理、運送効率の向上にIoTデバイスが利用されています。例えば、トラックの位置情報を把握することで無駄な待機時間を削減し、ドライバーの負担を軽減します。

[3] 公共施設でのエネルギー管理

[3] 公共施設でのエネルギー管理

電力消費のモニタリングと制御に使用され、過ごしやすい室内環境作りに活用されています。
また可視化を行うことで、全体の消費量の把握だけでなく、フロア単位・施設単位での把握も可能となりますので、改善すべき課題が見えてきます。具体的な改善案が立てやすくなり、省エネルギーの実現に寄与します。

IoTデバイスの課題

IoTデバイスは活用方法によって、あらゆる業界の業務改革を実現します。しかしそれでもIoTの導入・利用状況自体は導入予定の企業を含めても約20%に留まっています(※1)。
導入率が伸び悩む理由の1つとして、専門分野に精通した人材確保の難しさです。実際にDX推進の課題では「人材不足」がダントツの1位となっており、「大いに不足している」又は「多少不足している」と回答した企業は60%を超えています(※1)。
その他に、セキュリティ面でも課題を抱えています。”令和4年版情報通信白書”では、「IoT機器はサイバー攻撃の脅威にさらされることが多く、対策の強化が必要」と指摘しています。IoT機器を多く導入するということは、その分、情報が狙われるリスクは高くなるため、適切な対策をとることは情報漏えいを防ぐだけでなく、企業の信用問題にも繋がる重要な課題です。
※1 出典:令和3年版情報通信白書 / ※2 出典:令和4年版情報通信白書

IoTデバイスの課題を解決する

IoTデバイスの課題である「①専門人材の確保」「②セキュリティ対策」はIoTプラットフォームのIoT Staionであれば解決することができます。
またIoT Staionを活用すれば、IoTデバイスから収集したデータを効率よく活用することができますので、IoTデバイスの導入と共に導入の検討をおすすめ致します。

CHECK
1

高度な専用知識は必要ありません

お客様のご要望とデータの特性に合わせた、わかりやすいダッシュボードと共に、運用方法をご提案させていただくことが可能です。

CHECK
2

セキュリティ対策は万全

多種多様なIoTセンサーと通信規格を接続しながら、通信の秘匿性を高め、悪意あるアクセスからデータを守ります。また、なりすましなどの不正アクセスを防ぐために2段階認証や幅広い管理機能をご用意しています

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